目連は、はじめは信じられず、何が起こっているのか良くわかりませんでした。「なぜ、お母さんが、このような世界にいるのか」とにかく、目連が信者から、お布施でもらった食べ物を、お母さんに与えようとすると、お母さんは、食べ物を差し出すのが、わが子、目連であることにも、気がつきもしないで、その手から奪い取り、口に入れようとしますが、そのとたん、食べ物は炎となって消え去ってしまいます。「餓鬼と化した」お母さんは、もう食べ物はないかと、目連にすがりついてきます、「お母さん、私です。あなたの息子、目連です。」目連は、必死になって話しかけますが、その声は、お母さんの耳には届きません。>>>>>つづく
10月5日 撮影 東條初恵 〔足立洋史作〕
コメント (2)
yoko
なんとも胸の痛むお話です、その前にどうして餓鬼の世界へ送られたのか、人間世界で何があったのか知りたいですね。
Posted by: 匿名 | 2010年10月 6日 07:55
日時: : 2010年10月 6日 07:55
YOKOさま
生きてる時は、とかく感じませんが、人への思いやり、施しでしょうか。自分の事ばかりを考えていて、人の事はかまわない人でしょうね。6日 東條初恵
Posted by: 匿名 | 2010年10月 6日 22:21
日時: : 2010年10月 6日 22:21