土光敏夫さんが、こよなく愛用したボーシは、縫い目がほころび、穴があき、接ぎだらけの帽子をかぶっていたようです。今、どこの家庭においても、物余り時代で、物が多すぎて捨ててしまわないと整理がつかないと言っていますが、物を買わないで、一つの物を大切に最後まで使う姿勢を教えてくれました。50年以上使ったヘアーブラシや、歯磨きをする時のコップは、もうヨゴレが落ちないくらい使用したり、農作業用のズボンのベルトは、古いネクタイを利用したりして、倹約をして、残ったお金は学園に寄付していたそうです。立派な土光さんに脱帽です。今朝テレビを見て、本当によかった。感動でした。
1月10日 テレビを撮影 東條初恵