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目連は、はじめは信じられず、何が起こっているのか良くわかりませんでした。「なぜ、お母さんが、このような世界にいるのか」とにかく、目連が信者から、お布施でもらった食べ物を、お母さんに与えようとすると、お母さんは、食べ物を差し出すのが、わが子、目連であることにも、気がつきもしないで、その手から奪い取り、口に入れようとしますが、そのとたん、食べ物は炎となって消え去ってしまいます。「餓鬼と化した」お母さんは、もう食べ物はないかと、目連にすがりついてきます、「お母さん、私です。あなたの息子、目連です。」目連は、必死になって話しかけますが、その声は、お母さんの耳には届きません。>>>>>つづく
10月5日 撮影 東條初恵 〔足立洋史作〕