31日、南アルプス市荊沢にある、荊沢宿には、正面の門をくぐると隣に、おカゴが、上から吊るしてありました。江戸時代の初期に富士川の舟運が開かれ、鰍沢に河岸が設けられると、駿河・と、甲州・信州の間で、物資の輸送が始まり、駿信往還と呼ばれ、荊沢宿は栄た事でしょう。それまでは、甲府から、江戸迄の年貢米を、馬の背に積み、笹子峠を越えるしかなかったのに、富士川舟運によって鰍沢から駿河迄、4時間という早さで着き、神原を経て清水港から江戸浅草御蔵前へと運送されたそうです。このおカゴは、当時の名残でしょうか、、。古い物ですね。
10月31日 撮影 東條初恵